
京都旅行の服装は、最高気温だけでは決めにくいものです。春や秋は昼間が穏やかでも朝晩に冷え、夏は湿度の高さで気温以上に暑く感じます。寺社、庭園、駅やバス停の間を歩く時間も長いため、季節に合う重ね着と歩きやすい靴が旅の快適さを左右します。山に囲まれた盆地の京都では、夏の暑さと冬の底冷えの両方に備えましょう。
京都の月別気温・降水量の目安
数値は原文に記載された概算の平均気温と降水量の目安です。統計期間が示された公式平年値ではなく、特定年の予報でもありません。出発前には最新の予報で調整してください。
| 月 | 平均最高気温の目安 | 平均最低気温の目安 | 月間降水量の目安 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 9℃ | 1℃ | 50–70 mm |
| 2月 | 10℃ | 1℃ | 60–80 mm |
| 3月 | 14℃ | 4℃ | 100–120 mm |
| 4月 | 20℃ | 9℃ | 110–140 mm |
| 5月 | 25℃ | 14℃ | 140–170 mm |
| 6月 | 28℃ | 19℃ | 190–240 mm |
| 7月 | 32℃ | 23℃ | 200–260 mm |
| 8月 | 34℃ | 24℃ | 130–180 mm |
| 9月 | 29℃ | 20℃ | 170–220 mm |
| 10月 | 23℃ | 14℃ | 100–140 mm |
| 11月 | 17℃ | 8℃ | 70–100 mm |
| 12月 | 11℃ | 3℃ | 40–70 mm |

京都の季節ごとの特徴
春:3〜5月
3月前半は冬の寒さが残り、4月は桜とともに観光客が増えます。5月は比較的歩きやすい一方、月末には暑い日もあります。薄手の服だけでなく、朝夕用の上着を用意しましょう。
夏:6〜8月
6月から7月ごろは梅雨の雨と湿気に注意。7〜8月は厳しい暑さが続くため、屋外観光を早朝に寄せ、午後は屋内やホテルで休む計画が便利です。
秋:9〜11月
9月前半は残暑があり、台風にも注意が必要です。10月は街歩きに向き、11月は紅葉とともに冷え込みが進みます。夜間拝観では防寒を追加してください。
冬:12〜2月
市街地で大雪が続くことは多くありませんが、早朝は氷点下近くまで冷えることがあります。日陰の石段や寺社の境内では凍結と冷たい風に注意しましょう。
1月の京都:冬の寒さと凍結に備える
平均最高は約9℃、最低は約1℃。晴れていても早朝や夕方の寺社巡りでは冷えます。厚手のコートやダウン、ニット、保温インナー、手袋、マフラーを用意し、靴は滑りにくいものを選びましょう。雪やみぞれの後は日陰の路面が凍る場合があります。
2月の京都:梅を楽しむ日も冬の装いで
最高約10℃、最低約1℃で、まだ冬の防寒が必要です。梅園では立ち止まる時間が長くなり、日差しがあっても風で冷えやすくなります。コート、セーター、保温インナーを基本に、使い捨てカイロがあると便利。雨や雪の後の気温低下にも注意してください。
3月の京都:月初と月末で服装を変える
最高約14℃、最低約4℃。前半は冬のコートが役立つ日があり、後半は薄手の中綿ジャケットやトレンチコートに移りやすくなります。長袖とニットを重ね、冷たい雨や春の強風に備えましょう。桜の開花は年によって変わるため、旅行直前の情報を確認してください。
4月の京都:桜の昼観光と夜間拝観は別の装い
最高約20℃、最低約9℃。午後は薄手の長袖で過ごせても、早朝やライトアップでは冷えることがあります。カーディガンや軽いジャケットを持ち歩き、雨や風の日は一段暖かくしてください。混雑で歩行や待ち時間が増えるので、履き慣れた靴がおすすめです。
5月の京都:散策しやすいが日差しは強い
最高約25℃、最低約14℃。湿度が夏ほど高くなく、寺社や庭園を歩きやすい時期です。半袖または薄手の長袖に、朝晩と冷房用の羽織物を合わせましょう。帽子、サングラス、日焼け止めも必要です。大型連休は観光地が混み、屋外での待ち時間が長くなることがあります。

6月の京都:梅雨は速乾性と滑りにくさを優先
最高約28℃、最低約19℃。湿度が高まり、衣服や靴が乾きにくくなります。通気性のよい速乾トップス、軽いパンツ、折り畳み傘、薄いレインジャケット、替えの靴下を用意してください。濡れた石段や木の床では足元に注意。大雨時は川沿いや山道の予定を見直しましょう。
7月の京都:蒸し暑さと梅雨末期の雨に注意
最高約32℃、最低約23℃。梅雨明け前は強い雨、その後は厳しい日差しに備えます。速乾の半袖、風通しのよい服、帽子、日傘、水筒を用意し、冷房用の薄い羽織物も携帯しましょう。伏見稲荷など階段や坂の多い場所は早朝へ。長い屋外待機は避け、こまめに涼しい場所で休憩してください。
8月の京都:猛暑を前提に予定を絞る
最高約34℃、最低約24℃で、猛暑日は35℃を超えることもあります。薄く通気性のよい服、着替え、タオル、日傘、帽子、日焼け止めを用意。屋外は午前にまとめ、午後は博物館やホテルで休みましょう。夕立や雷、台風による交通への影響にも注意が必要です。

9月の京都:残暑と台風への備え
最高約29℃、最低約20℃。前半は真夏の暑さが残り、後半になると朝晩が涼しくなります。半袖に薄い長袖やウインドブレーカーを追加しましょう。台風が京都を直撃しなくても、新幹線、航空便、在来線に影響が出る場合があります。大雨や増水時は川沿いと山道を避けてください。
10月の京都:重ね着で朝晩の寒暖差に対応
最高約23℃、最低約14℃。街歩きに向く時期ですが、月初の昼は暖かく、月末や夜はジャケットが必要になることがあります。長袖、薄手ニット、カーディガン、軽い上着を組み合わせましょう。晴天時の紫外線と、季節外れの台風にも注意してください。
11月の京都:紅葉の夜間拝観は防寒を追加
最高約17℃、最低約8℃。月初は穏やかでも、月末の朝夕は冬に近い寒さになります。長袖、ニット、中厚手のコートを基本に、夜は保温インナーやマフラーを追加。収納できるダウンベストも便利です。紅葉の名所では待ち時間が長くなることも考慮しましょう。
12月の京都:日陰や川沿いの冷え込みに注意
最高約11℃、最低約3℃。月末へ向かうほど冬らしくなります。コートやダウン、セーター、長ズボン、暖かい靴下を用意し、必要に応じて手袋とマフラーも。霜や凍結、乾燥による肌荒れに備え、年末の開館時間や休業日も確認してください。
目的別・京都旅行のベストシーズン
歩きやすい天気を優先
4月下旬〜5月、10月〜11月上旬が候補です。特に5月と10月は比較的過ごしやすい一方、週末や祝日は混雑します。
桜と紅葉を楽しむ
桜は3月下旬〜4月上旬、中心部の紅葉は11月中旬〜下旬が例年の目安。年や場所、標高によって変わるため、開花・色づき情報を確認し、複数の候補地を用意しましょう。
混雑や費用を抑えたい
1月中旬以降、2月、6月の平日などを比較してください。安さは日程で変わり、冬は防寒、6月は雨への対応が必要です。暑さが苦手な人は7〜8月の予定を慎重に検討しましょう。

梅雨・猛暑・台風・冬の路面への注意
大雨予報の日は川沿いの遊歩道、山道、急な石段を避け、京都鉄道博物館、京都国際マンガミュージアム、京都国立博物館など屋内の候補へ切り替えましょう。施設の開館日も事前に確認してください。夏はのどが渇く前に水分を取り、冷房のある場所で休みます。台風が予想される時は航空便、東海道新幹線、JR西日本、私鉄やバスの運行情報を確認。冬は凍った石畳で急がず、手すりを使いましょう。
出発前の服装・持ち物チェック
- 朝晩の最低気温と日中の最高気温
- 時間別の雨、風、気象警報
- 歩く距離、坂や階段、夜間拝観の有無
- 履き慣れた靴と雨の日の替えの靴下
- 冷暖房に対応する薄い羽織物
- 夏の日焼け止め、日傘、水筒、冬の手袋とマフラー
- ホテルの洗濯設備と雨天・猛暑時の屋内プラン
- 交通機関と宿泊・ツアーの変更条件
京都の月別の天気と服装は旅の準備の出発点です。出発7〜10日前に全体の傾向を確認し、2〜3日前の予報に合わせて最終的な服装を調整しましょう。桜や紅葉の時期は景色だけでなく混雑と夜の冷え込みも考えると、無理なく楽しめます。



